パリ・サンジェルマンのマルコ・ヴェッラッティ【写真:Getty Images】
パリ・サンジェルマン(PSG)のイタリア代表MFマルコ・ヴェッラッティは、やはりPSGを去る意志を固めているのだろうか。クラブに残留条件を提示して歩み寄りを見せているという報道に対し、否定する様子を見せている。
PSGと2021年までの長期契約を交わしているヴェッラッティだが、この夏に移籍することをクラブに志願したと報じられた。バカンス先で「パリには戻らない」と話したとも伝えられており、移籍の意思は固い様子だという。
だが24日付の伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は、ヴェッラッティがPSGに対して残留に向けた条件を提示していると報じた。その条件とは、契約を見直してクラブ最高額の年俸を得ること、およびクラブが来シーズンに向けてトップレベルの選手を補強することの二点だとのことだ。
今週木曜日にはヴェッラッティとPSGのナセル・アル・ケライフィ会長が会談し、クラブがヴェッラッティの望みに応じる回答をしたという。総額2億2000万ユーロ(約274億円)での大型補強と、エディンソン・カバーニを上回るクラブ最高年俸が保証されたと伝えられた。
だがヴェッラッティは、『ガゼッタ』の報道に納得がいかない様子を見せた。自身のインスタグラムで、上記の内容を伝える記事の画像を投稿した上で、その上をクエスチョンマークの羅列や「SOS」のアイコンなどで埋めている。
ヴェッラッティは特にバルセロナへの移籍を望んでいるとみられている。PSGとの関係を修復する意思はもはや完全にないのだろうか。
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