リバプールに移籍するモハメド・サラー【写真:Getty Images】
リバプールがローマからエジプト代表FWモハメド・サラーを獲得したことで、同選手の古巣であるチェルシーも“臨時ボーナス”を手に入れることになった。23日付の英紙『デイリー・メール』が伝えている。
リバプールへの移籍に向けた交渉が報じられてきたサラーは、23日に完全移籍の合意がクラブから発表された。3900万ポンド(約55億円)の移籍金は、リバプールが2011年にニューカッスルからFWアンディ・キャロルを獲得した際の金額を上回り、クラブ史上最高額での大型補強となる。
サラーは2014年1月にスイスのバーゼルからチェルシーへ移籍したが、当初はプレミアリーグで十分な活躍を見せるには至らなかった。だが、その後移籍したイタリアのフィオレンティーナとローマで飛躍。2016/17シーズンにはセリエAで15得点13アシストを記録してローマの2位に貢献し、大幅に評価を高めてのプレミアリーグ復帰を果たすことになった。
チェルシーは、サラーをローマに売却した際の合意により、今回リバプールが支払った移籍金のうち230万ポンド(約3億2000万円)を受け取ることになるという。ローマがチェルシーに支払った移籍金は1600万ポンドであり、今回の移籍金との差額2300万ポンドのうち10%がチェルシーに支払われるとのことだ。
【了】