自ら経験したテロの恐ろしさを語るドルトムントDFマティアス・ギンター【写真:Getty Images】
ボルシア・ドルトムント所属のドイツ代表DFマティアス・ギンターが、今年の4月のにチームのバスを襲ったテロ事件について振り返った。英紙『デイリー・メール』が報じた。
事件は今年の4月11日、チャンピオンズリーグ準々決勝1stレグのモナコ戦に向け、バスに乗ったドルトムントの選手たちがホームスタジアムへと向かっている間に起きた。バス付近で3発もの爆発があり、DFマルク・バルトラが右手首を骨折して病院に搬送される事態にまで至った。
同じく事件を目の前で経験したギンターは独紙『ビルト』のインタビューに応じ、テロ事件の恐ろしさを赤裸々に語った。
「一瞬本当に引退を考えた。でも僕はプレーし続けたいしそうするしかないと思う。僕はその人が最も大切にしているものを誰かから奪おうとするやつを絶対に許さない」
事件から既に2カ月以上が経過しているが、選手たちが経験したこの悲痛な思いは簡単には消えないだろう。
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