スペイン1部・レアル・ソシエダへの移籍が目前のMFアドナン・ヤヌザイ【写真:Getty Images】
今季マンチェスター・ユナイテッドからサンダーランドへと期限付き移籍していたMFアドナン・ヤヌザイが、スペイン・リーガエスパニョーラのレアル・ソシエダへ移籍目前となっているようだ。フランス紙『France Football』が伝えた。
来季でクラブとの契約が切れるヤヌザイの新天地を探していたユナイテッドは、既にソシエダと交渉を行い基本合意に達しており、移籍金は1100万ユーロ(約13億円)になる見通しであるという。残る手続きは選手本人の合意となっている。
しかしヤヌザイはかつては神童とも呼ばれた逸材。この22歳のベルギー代表MFを手放したくないユナイテッド側は、移籍の際買戻しオプションをつけるつもりでおり、必要となれば3年以内にこの天才MFをクラブへ連れ戻す構えを示しているようだ。その際に発生する移籍金はソシエダ移籍の際の1100万ユーロに始まり毎年増額されていくという条件のため、ユナイテッド側としてはヤヌザイが早期に活躍し、早めに買戻しオプションを行使するのが理想の形となる。
今季はデイビッド・モイーズ指揮下のサンダーランドで25試合に出場し無得点という結果に終わってしまったヤヌザイ。スペインの地で再びその才能を輝かせることはできるのだろうか。
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