何かとお騒がせな“スーパー・マリオ”
ニースで輝きを取り戻したマリオ・バロテッリ【写真:Getty Images】
マリオ・バロテッリ
【最終所属】ニース(フランス)
イタリアの悪童は昨年夏にニースと契約して、復活の兆しを見せるシーズンを過ごした。才能を磨き損ねた『スーパーマリオ』は、まだ26歳である。
デビュー当時、将来的に世界最高レベルのFWになると期待を集めたバロテッリは、自らの素行の悪さも影響して近年は活躍できなかった。しかし、昨年夏にニースと契約すると、2016/17シーズンはリーグアン23試合に出場して15ゴールを記録。復活への足がかりをつかんでいる。
最近ではマルセイユが関心を示しており、フランスにとどまる可能性も浮上したと伝えられているバロテッリ。来年のワールドカップを意識していると考えると、欧州から出ることは考えにくいかもしれない。それでも、2013年に米誌『タイム』の「世界で最も影響力のある100人」にサッカー界から唯一選出された男がやってくれば、そのクラブはたちまち世界中から注目を集めるはずだ。
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