レアル・マドリーのマルコ・アセンシオ【写真:Getty Images】
レアル・マドリーのフロレンティーノ・ペレス会長は、スペイン代表MFマルコ・アセンシオをマジョルカから獲得した際に、テニスのスター選手であるラファエル・ナダルの仲介があったことを振り返った。19日にスペインラジオ『オンダ・セロ』で話している。
アセンシオは2014年夏にマジョルカからマドリーへ移籍し、その後1年間はレンタルでマジョルカに残留。2015/16シーズンはエスパニョールへレンタルされ、2016/17シーズンからマドリーでのプレーを開始した。チャンピオンズリーグ決勝でのゴールや、現在開催中のU-21欧州選手権初戦でのハットトリックなどで勢いに乗っている若手選手だ。
マドリーへの移籍にあたって、ナダルの後押しがあったことはアセンシオ自身も以前に認めていた。ナダルはペレス会長に対し、「アセンシオを逃してはいけない」とその才能に太鼓判を押したという。
ペレス会長によれば、マドリーがマジョルカにアセンシオ獲得の意志を伝えるにあたって、ナダルに仲介を依頼したのだという。「私の方からナダルに電話をして、彼の叔父であるマジョルカのスポーツディレクターに、我々がアセンシオを獲得したがっていることを伝えてほしいと頼んだ。それからは一気に話が進んだよ」と会長は語った。
ナダルの叔父であり、当時マジョルカのスポーツディレクターを務めていたのはミゲル・アンヘル・ナダル氏。マジョルカやバルセロナ、スペイン代表などで活躍した名DFだった。
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