FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長【写真:Getty Images】
ロシアで開催されているコンフェデレーションズカップだが、複数の試合でVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)による判定が行われた。これに対して賛否両論の意見がある中、国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティーノ会長は一定の手応えを感じているようだ。19日に英メディア『BBC』が報じている。
ポルトガル対メキシコやカメルーン対チリの試合でVARによる判定が行われ、試合が一定時間止まる状況があった。別の場所でビデオ映像を確認し、その判定結果を主審に伝えるまでの時間が必要だからだ。試合の流れは止まるものの、誤審ゼロに繋がる適正な判定が下される。
これに対してポルトガルのフェルナンド・サントス監督は「新たなルールがサッカーにとってプラスになるなら良いことだ。だがまだ誰もこのルールをよく理解できていないと思う」と一定の理解を示しながらも、浸透するまでに時間がかかるとの見解を示していた。
コンフェデレーションズカップでのVAR採用を決めたインファンティーノ会長は「審判が正しい判断を下す上でVARが役立ったことを見てきた。VARは現代サッカーの未来だよ。何年もの間、ファンが待ち望んできたものが、やっと叶ったと言える」と、満足した様子を見せている。
【了】