ミランのジャンルイジ・ドンナルンマ【写真:Getty Images】
ミランとの契約延長を拒否したとして大きな騒ぎを引き起こしている18歳のGKジャンルイジ・ドンナルンマに対し、試合中にサポーターから模造品の「紙幣」が投げつけられるという一幕があった。伊紙『コッリエレ・デッロ・スポルト』など複数メディアが伝えている。
ミランはドンナルンマとの契約延長に向けた交渉を行っていたが、合意に達しなかったとして交渉の打ち切りを先日発表した。契約は残り1年となっており、この夏に他クラブへ移籍することになるのではないかとして動向が注目されている。
周囲の騒動の中、ドンナルンマは現在ポーランドで開催中のU-21欧州選手権に出場。18日にはデンマークとの初戦で完封勝利に貢献したが、ミランサポーターとみられる観客の行動が問題となった。
ゴール裏には、ドンナルンマの名前に「ドル」を組み合わせた「Dollarumma」と書かれた横断幕が掲げられ、主催者により撤去されたとのこと。また前半途中には、ゴール裏からドンナルンマに向けて紙吹雪のようなものが投げつけられて試合が一時中断されることになった。
投げられたものは、ドル紙幣をコピーした模造紙幣だったようだ。他クラブからの提示が見込まれる金銭的に好条件のオファーに目がくらんだという意味での批判の意図が込められていたものと思われる。
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