誰よりもチーム思いなベネズエラの心臓
U-20ベネズエラ代表のMFで主将のヤンヘル・エレーラ【写真:Getty Images】
保有権はマンチェスター・シティにあり、今季はMLSのニューヨーク・シティにレンタル中。19歳でこれだけの高い評価を受けていることを鑑みれば、ヤンヘル・エレーラの才能がどれだけ優れたものかわかるだろう。
決勝トーナメント1回戦の日本戦では、延長戦に入ってから魂のヘディングシュートを叩きこんだ。攻守にバランスのとれたセントラルMFながら、思い切りの良さが随所に光る、大会屈指の実力者だったと誰もが口をそろえる。
日本を破った後、「目標は世界一になること」と語っていたY・エレーラ。その夢を叶えることはできなかったが、決勝でイングランドに敗れた後も、貴重な経験を無駄にしまいと前を向いていた。ベネズエラ人としての誇りと、祖国への思いは誰よりも強い。
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