イングランド優勝を支えた“黒子”キャプテン
U-20イングランド代表のMFで主将のルイス・クック【写真:Getty Images】
イングランドサッカー史上、51年ぶりの「W杯」決勝にキャプテンとしてピッチに立ったルイス・クックは、母国の優勝を力強く支えた。キャプテンマークを巻いていても、プレーが目立つことは決してない。
それでもピッチ上における影響力は絶大だった。常に体を張った守備で中盤を引き締め、安定したパスワークで攻撃を組み立てる。周りの選手たちを鼓舞する姿は頼もしかった。小柄でも当たり負けしない強さと、根性は特筆に値する。
育成の名門リーズ出身で、今季から在籍するボーンマスではすでにプレミアリーグデビューも果たしているクック。U-20W杯での活躍をきっかけに、コンスタントな出場機会を得られればスケールの大きなセントラルMFとして大成していくだろう。
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