大会中に移籍が決まったU-20W杯MVP
U-20イングランド代表のFWドミニク・ソランケ【写真:Getty Images】
優勝したイングランドの原動力となっていたのは、間違いなくドミニク・ソランケだった。大柄ながらスピードとテクニックを高いレベルで共存させた万能アタッカーは、前線を幅広く動き回って積極的にチャンスに絡み、4ゴールを記録。大会MVPにあたるゴールデンボールを受賞した。
チェルシーの下部組織出身のソランケは、昨季オランダ1部のフィテッセへ期限付き移籍して急成長を遂げてイングランドに帰還。トップチームでの出場機会はほぼなく、U-20W杯の大会中にリバプールへの移籍が決まった。
U-21欧州選手権に出場するU-21イングランド代表から外れ、U-20代表で戦うことになった悔しさをぶつけたのだろうか。今大会で見せたパフォーマンスはリバプールでの新たな挑戦にもプラスになったはずだ。
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