ミランの指揮官を務めた経験があるアリゴ・サッキ氏【写真:Getty Images】
契約延長を拒否した18歳のGKジャンルイジ・ドンナルンマについて、過去にミランの黄金期を築いたアリゴ・サッキ氏が苦言を呈した。17日に伊メディア『フットボールイタリア』が報じている。
ミランは15日、ドンナルンマと契約延長に向けた交渉を1年以上に渡って続けていたが、進展が見られないことから今後は交渉を行わないことを発表した。この交渉にはドンナルンマの代理人を務めるミノ・ライオラ氏が深く関わっている。交渉が決裂したことで、契約は2018年6月までで変わらず、今夏の移籍市場でチームを退団する可能性が高いとされている。
ドンナルンマが契約延長を拒否したことに関してサッキ氏は「私は彼を若者として、そして選手として尊敬していた。それなのに、ミランへの感謝の気持ちがないことに驚くばかりだ。今回の決定は、彼個人の誠実さを疑うだけでなく、彼のキャリアの将来も疑うものだ」と語った。
サッキ氏は1987年にミランの指揮官に就任すると1シーズン目でセリエA優勝、翌シーズンからUEFAチャンピオンズカップを2連覇するなどミランの黄金期を築いた。
【了】