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横浜FMデゲネク、豪州代表での活躍は移籍のおかげ?「ドイツにいたら…」

text by 編集部 photo by Getty Images

ミロシュ・デゲネク
横浜F・マリノスのオーストラリア代表DFミロシュ・デゲネク【写真:Getty Images for DAZN】

 J1の横浜F・マリノスに所属するオーストラリア代表DFミロシュ・デゲネクが、ドイツ時代を振り返っている。『フォー・フォー・トゥー』豪州版のインタビューで語った。

 今季前半戦はドイツ・ブンデスリーガ2部の1860ミュンヘンでプレーしていたデゲネクだが、負傷などもあり全17試合のうち8試合出場に留まっていた。

 ドイツ時代は代表でも定位置を確保できていなかったデゲネクだが、今年1月に横浜FMへ移籍するとここまでJ1全試合で先発出場を続けるなど不動のセンターバックとして活躍している。デゲネクはドイツからJリーグに移籍したことは正しい判断であると感じているようだ。

「僕はサッカルーズでプレーするチャンスを得て、さらに代表に呼ばれるようになった。もし1860ミュンヘンにいてプレーできずに後悔していたら、僕は今ここ(代表)にいるかどうかは疑わしい」

 一方で言語の問題については、「日本語は難しい言語だ。でも、サッカーの基本は僕が学んできたことだ。サッカーは世界共通言語だし、多くを話す必要はない」と、さほど苦にはしていないと明かした。

 過去には日本代表FW大迫勇也も所属したことでもある1860ミュンヘンは、2部リーグで16位に沈み、2部3部入れ替え戦でレーゲンスブルクに敗戦。さらに、クラブのオーナーが3部でプレーするためのライセンス料を支払えなかったことから、アマチュアリーグである4部に一気に降格している。

 古巣の凋落に、デゲネクは「1860をずっと見守ってきたけど、ドイツで最も伝統があって大きなクラブが4部に降格してしまうのは残念なことだ」と肩を落としている。

 なお、日本代表は8月31日にロシアW杯最終予選でオーストラリア代表とホームで対戦する。日本代表にとっては勝利すれば本大会出場が決まる一戦だが、オーストラリア代表は敗れればW杯が遠のく一戦でもある。

 アウェイで1-1の引き分けを収めた試合では負傷によりメンバー外となっていたデゲネクだが、埼玉スタジアムでの試合は日本代表を苦しめる存在となるかもしれない。

【了】

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