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アトレティコ10番獲得に強豪2クラブが興味。鍵を握るのはアーセナルのエースFWの行方?

text by 編集部 photo by Getty Images

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バイエルン、アーセナルが獲得に興味を持つアトレティコのMFヤニック・カラスコ【写真:Getty Images】

 アトレティコ・マドリーのMFヤニック・カラスコ獲得にドイツのバイエルン・ミュンヘンとイングランドのアーセナルが興味を示している。もし移籍が実現するとなれば、行き先はアーセナルのFWアレクシス・サンチェスの動向が鍵を握るようだ。スペイン紙『アス』が伝えた。

 サンチェスの獲得を第一目標に掲げるバイエルンと、同選手の慰留に務めるアーセナルは、カラスコの獲得をそれぞれのミッションが失敗した際の“次なる一手”として位置付けている。バイエルンはサンチェスの獲得に5500万ポンド(約80億円)をつぎ込むことが予想されており、移籍が実現すればそのままその金額がアーセナルのカラスコ獲得への資金になるようだ。

 しかし、現在イングランドのマンチェスター・シティがサンチェスの移籍先として最有力候補となっていることを踏まえると、バイエルンとアーセナルがカラスコ獲得をめぐる争奪戦を繰り広げる可能性は高い。そうなれば移籍金の高騰は避けられないだろう。

 一方で、カラスコ自身は昨年10月にアトレティコとの契約を2022年まで更新したばかりということもあり移籍願望は薄いとされている。FIFAの補強禁止処分で戦力維持に全力を注ぐことしかできない今、アトレティコ側としては10番の放出は是が非でも食い止めたいところだろう。

【了】

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