バルセロナと移籍かアーセナル残留かで葛藤を抱えるU21スペイン代表DFエクトル・ベジェリン【写真:Getty Images】
U-21欧州選手権を戦うためポーランドでトレーニングを行うU-21スペイン代表MFデニス・スアレスは、同胞のアーセナルDFエクトル・ベジェリンがバルセロナ移籍へ葛藤を抱えていることを明かした。
アーセナル不動の右サイドバックである22歳のスペイン人DFは今夏、バルセロナの補強の目玉として注目されている。一部ではすでにバルセロナがベジェリン獲得で個人合意に達しているとも言われている一方、本人はツイッターアカウントで「君たちが読んだことは全部信用しないでくれ…」と投稿して一連の報道を否定するなど状況は複雑なものとなっており、移籍実現は不透明なものと見られていた。
そんな中、ベジェリンのよき理解者であるバルセロナ所属のD・スアレスが『カタルーニャ・ラジオ』にて同選手の本音を暴露した。
「彼と話をしたよ。一方ではすごくバルセロナに来たがっているけど、もう一方ではアーセナルに残らなければと思っているみたいだ。アーセナルは小さい時から彼を信頼し大きく成長させてくれたクラブだから、簡単な状況ではないと思う。なんて言っていいかわからないけど、彼がバルセロナに来てくれることを僕は願っているよ」
現在2人は18日のマケドニアとのU-21欧州選手権初戦に照準を合わせている。移籍話が再燃するのは大会終了後となるかもしれない。
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