PSGに所属するケビン・トラップ【写真:Getty Images】
契約延長の交渉が決裂した18歳のGKジャンルイジ・ドンナルンマ移籍に備えて、ミランがパリ・サンジェルマン(PSG)に所属する26歳のドイツ代表GKケビン・トラップ獲得に向けて動き出しているようだ。15日に伊メディア『フットボールイタリア』が報じている。
ミランは15日、契約延長に向けた交渉を1年以上に渡って続けていた18歳のイタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマについて、進展が見られないことから今後は交渉を行わないことを発表した。2018年6月で契約が切れるため、移籍金を獲得できる夏の移籍市場で放出する可能性が高くなっている。
同メディアによると、すでのミランはドンナルンマの“後釜候補”と交渉を行なっているとのこと。その相手はGKトラップで交渉も順調のようだ。移籍金は1800万ユーロ(約22億2000万円)とされている。
一方で、ドンナルンマの契約交渉に関して大きく影響を与えたと考えられる代理人のミノ・ライオラ氏だが、マルコ・ファッソーネCEOと6分間行なった最後の会談の中で、経済的な問題ではないと明かしたという。度重なるオファーをドンナルンマに提示し、最終的に年俸500ユーロ以上を支払う準備が出来ているとの姿勢を見せたミラン側だが、それでもドンナルンマ側は首を縦に振らなかった。
PSGがドンナルンマの獲得を熱望しているが、選手本人は興味を示していないとの情報もある。対するドンナルンマはレアル・マドリーへの移籍を望んでいるようだ。今夏の移籍市場でチームを退団する可能性は高いが、場合によっては来年フリーになって移籍金ゼロで退団することも考えているかもしれない。
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