CL決勝後一度は退任を考えたユベントスの指揮官マッシミリアーノ・アッレグリ監督【写真:Getty Images】
今季国内リーグとカップ戦の二冠を達成したユベントスのマッシミリアーノアッレグリ監督が、その輝かしい功績をとは裏腹に退任を考えた瞬間があったことを明かした。スペイン紙『アス』が伝えた。
ユベントスを率いて3季目となった今季は、過去2シーズンよりもさらに戦術的に洗練されたチームを作り上げることに成功したアッレグリ監督。順風満帆なシーズンを送っていたようにも見えたが、チャンピオンズリーグ(以下CL)決勝で4-1という結果でレアル・マドリーに敗北を喫したことがアッレグリ監督にとってダメージが大きかったようだ。
「決勝後、何時間かクラブを去ることを考えた。いい形で再始動するためには自分が感じていることに集中する必要があったんだ」
しかしその一方で、国内リーグ6連覇を達成するなど決して悲観的なことばかりではないことも強調。そのうえでアッレグリ監督は来季の抱負を語った。
「ヨーロッパのクラブ上位8チームに再び入れるようにしたい。来季はまず4-2-3-1の採用を継続して様子を見るつもりだ。前線以外は戦力的に充実していると思う」
アッレグリ監督は一度は退任を考えるも、気持ちを切り替え既にクラブとの契約を2020年まで更新している。来季はまた新たなユベントスを率いてCLの舞台へ挑むだろう。
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