韓国代表のウリ・シュティーリケ監督【写真:Getty Images】
韓国サッカー協会(KFA)は、韓国代表を率いるウリ・シュティーリケ監督を解任すると発表した。『韓国日報』、『ヨンハプ・ニュース』など各韓国メディアが一斉に報じた。
現役時代はレアル・マドリーなどで活躍したドイツ人指揮官は、2014年9月に韓国代表の監督に就任。2015年1月のアジアカップでは決勝に進出したが、開催国のオーストラリアに敗れて優勝を逃している。
ロシアW杯アジア最終予選のグループAでは本大会出場圏内の2位につけている韓国だが、3位のウズベキスタンとは勝ち点わずか1差。次戦はW杯出場を決めているイランと対戦し、最終節ではウズベキスタンとアウェイでの直接対決が控えている。
今予選で苦戦が続いていることで、シュティーリケ監督は強い非難を浴びていた。過去にも国内メディアが解任を強く要求することもあったが、KFAは一貫してシュティーリケ監督を支持してきた。
しかし、13日にアウェイでカタール代表に敗れたことで、本日15日に緊急会談を開催。その結果、指揮官の解任という決断に至った。
KFAのイ・ヨンス技術委員長は「シュティーリケ監督が就任して以降、アジアカップやユース、指導者の教育など韓国サッカー発展のために力を尽くしてくれたが、最近の成績不振により双方合意によって契約を打ち切ることを決定した」と述べた。
【了】