移籍市場での価値「1位」と算出されたネイマール【写真:Getty Images】
FIFA(国際サッカー連盟)の教育研究機関であるCIES(スポーツ研究国際センター)は、欧州のいわゆる5大リーグでプレーする選手たちの現在の「市場価値」を算出し、上位110人のランキングを12日付で発表した。
市場価値の算出にあたっては、実際に移籍金の支払われた事例を研究し、選手のパフォーマンスやクラブのステータス、契約年数、年齢、ポジションなど多数の要素をパラメータ化して基準を設定したとのこと。その結果により110人の選手が4000万ユーロ(約49億2000万円)以上の価値を持つと算出された。
最も市場価値が高いと算出されたのはバルセロナに所属するブラジル代表FWネイマールで、その価値は2億1070万ユーロ(約260億円)。トッテナムのイングランド代表MFデル・アリが1億5510万ユーロ(約191億円)で2位、同FWハリー・ケインが1億5360万ユーロ(約189億円)で3位に続いている。
近年のバロンドールなど個人賞を独占し、現在のサッカー界で2大スターだと言われるリオネル・メッシとクリスティアーノ・ロナウドはそれぞれ4位と11位。29歳と32歳という年齢に加え、メッシに関しては現時点でバルサとの契約が残り1年となっていることも、上位の若い選手たちより低く算出された理由だと思われる。
実際のところ、C・ロナウドはランクインした110人の選手の中で最年長だった。一方で最年少選手としては、モナコで頭角を現した18歳のフランス代表FWキリアン・ムバッペが9260万ユーロ(約114億円)で18位に入っている。
110人の中に日本人選手は名を連ねていない。アジアの選手ではトッテナムの韓国代表FWソン・フンミンが唯一、6150万ユーロ(約75億8000万円)と算出され50位にランクインしている。
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