ドイツ代表のサンドロ・ヴァーグナー【写真:Getty Images】
ドイツ代表のFWサンドロ・ヴァーグナーが、ワールドカップ(W杯)欧州予選で対戦したサンマリノ代表に対して敬意を欠く発言をしたとして一部で問題視されているようだ。11日付の伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が伝えた。
ドイツ代表は現地時間の10日にホームで行われたW杯予選の試合でサンマリノと対戦。7-0のスコアで大勝を飾り、今予選の成績を6戦全勝として本大会出場へ前進した。
7得点のうち、最多のゴールを奪ったのがヴァーグナーだった。4日前のデンマーク代表との親善試合で29歳の遅咲き代表デビューを飾った同選手は、デビュー2試合目で3ゴールを挙げてハットトリックを達成した。
だが、試合後のコメントは配慮を欠いたものだったかもしれない。「ゴールを決めたのは嬉しいけど、相手の力は分かっている」とヴァーグナーは発言。「活躍を続けることに集中していきたい。(所属クラブの)ホッフェンハイムでゴールを決められなくなれば、サンマリノ代表にさえも招集されないだろうからね」とコメントしたとのことだ。
ドイツが昨年11月にサンマリノと対戦し、アウェイで8-0の勝利を収めた際には、FWトーマス・ミュラーの発言が問題視された。その試合では無得点に終わったミュラーだが、「サンマリノ戦のような試合はプロサッカーとは何の関係もない試合」「力差が明確な試合を行う意味が分からない」などと発言したとして非難された。ただしミュラーはその後、発言の一部が切り取られて曲解されたとして釈明している。
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