原口元気【写真:Getty Images】
日本代表は9日、ロシアW杯アジア最終予選・イラク戦に向けてテヘランで練習を行った。
この日の練習では長友佑都が途中で練習を切り上げた。ハリルジャパンでは酒井高徳も左SBで質の高いプレーを見せている。左サイドのアタッカーとして活躍している原口元気は「どっちと組んでも自分のやることは変わらない。多少(それぞれの)良さが違うけど、どちらとも2~3試合やっているんで問題ないと思う」と語った。
シリア戦では乾貴士が存在感を見せた。原口はこのアタッカーについて「色々話したりもするけど、本当にすごく刺激をもらえる選手」と話す。2人とも持ち味を発揮しハリルジャパンの攻撃を活性化させている。原口は、乾とはタイプが違うと述べる。
「僕とは全然ドリブルの仕方も仕掛け方も違う。例えば、僕と代わって乾くんが出たりとか、逆だったとしても、相手としては掴みにくいんだろうなと思う」
そんな乾とは「サッカー感が違う」と原口。乾について「本当にサッカーを楽しむことを一番に考えている」と言う。自身は「必死にやるというか、常に全力でやってきた部分がある」と話し、「サッカーの楽しさというのは彼を見てすごく感じますし、ああいう余裕のあるプレーに繋がるのかなと感じる」と続けた。
原口はヴァイッド・ハリルホジッチ監督から大きな信頼を受け、実際にピッチ上で結果を残してきた。一方で乾もシリア戦で違いを見せ、ゲームのリズムを激変させた。異なる特徴を持つ2人のアタッカーをどのように起用していくのか。ハリルホジッチ監督の手腕が問われる。
(取材:元川悦子、文・構成:編集部)
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