乱闘騒ぎを起こした済州ユナイテッド【写真:Getty Images】
浦和レッズとの試合で乱闘騒ぎを起こした済州ユナイテッドのDFペク・ドンギュに処分が下されたようだ。韓国紙『スポーツ・ソウル』が報じている。
先月30日に行われたAFCチャンピオンズリーグ(ACL)の浦和対済州の試合で起きた小競り合いで、ベンチに座っていたペク・ドンギュはピッチを横断して浦和MF阿部勇樹に肘打ちを見舞ってレッドカードが提示された。
試合終了後には、過去に柏レイソルなどでプレーしたクォン・ハンジンにも過度な抗議などの理由でレッドカードが提示されている。
同紙によれば、アジアサッカー連盟(AFC)懲戒委員会はペク・ドンギュに対して公式戦3ヶ月の出場停止および2240万ウォン(約224万円)の罰金処分を科したという。クォン・ハンジンには2試合の出場停止および112万ウォン(約11万円)、済州には4500万ウォン(約450万円)の罰金処分が下された。
また、試合中に2枚のイエローカードを提示されて退場したチョ・ヨンヒョンには6ヶ月の出場停止および2240万ウォン(約224万円)という、ペク・ドンギュよりも重い処分が科された。
『スポーツ・ソウル』紙は「懲罰は必要だが、過度であることから議論がなされるだろう」とし、チョ・ヨンヒョンの処分については「ペク・ドンギュよりも重いことは指摘されるだろう。チョ・ヨンヒョンの退場は誤審だった」と伝えている。
また、済州もAFCに意見書を提出しているが、「ほとんど浦和側の意見が受け入れられ、済州側の意見はほとんど参考にされていない。済州は異議申し立てを行う予定だ」と同紙は伝えており、今後の動向次第では懲罰の内容が変更になるかもしれない。
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