元日本代表監督のアルベルト・ザッケローニ氏【写真:Getty Images】
元日本代表監督のアルベルト・ザッケローニ氏は、自身の古巣でもあるインテルの新監督選びに賛辞を送っている。イタリア『ラジオ24』の番組でのコメントを、『トゥットメルカートウェブ.com』などが伝えた。
日本代表DF長友佑都も所属するインテルは、2016/17シーズンに3度の監督交代を行い、最後はユースチームを率いていたステファノ・ヴェッキ監督が暫定的な指揮官を務める形でシーズンを締めくくった。
来季に向けては、ローマ監督を退任したルチアーノ・スパレッティ氏の新監督就任がほぼ確実。正式発表こそ行われていないが、本人もクラブ幹部も就任を認めている。
ザッケローニ氏はスパレッティ氏について、「インテルを復活させるのに正しい人物だ。フリーの監督たちの中で、彼以上の者を見つけるのは不可能だった」と称賛。ローマでクラブ史上最多の勝ち点を獲得してのリーグ2位という好成績を残した指揮官の手腕に期待する様子を見せた。
5月に解任されたステファノ・ピオリ前監督に対しては、チェルシーのアントニオ・コンテ監督招へいの噂が動揺を生み出したとして同情の言葉を述べた。「インテルにはピオリという非常に好ましい監督がいたが、コンテの噂が出てきたことで彼は方向を見失ってしまった」とザッケローニ氏は話している。
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