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【シリア戦直前】ハリルJに提言したいスタメン案。日本代表のイレブンをFチャン編集部が厳選

text by 編集部 photo by Getty Images

日本代表
フットボールチャンネル編集部が提言する日本代表のシリア戦スタメン

 日本代表は7日、国際親善試合でホームにシリア代表を迎える。

 翌週13日のロシアW杯アジア最終予選・イラク戦を見据えた重要なテストマッチとなるシリア戦。アウェイの厳しさを想定して戦わなければならないこの試合で起用すべき先発メンバーをフットボールチャンネル編集部が厳選した。

 フォーメーションは3月のUAE戦で採用された中盤にアンカーを置く4-3-3を採用し、W杯に向けた基本布陣として熟成していくべきではないだろうか。ただ、国内組は直近のリーグ戦からシリア戦まで中2日しかなく、コンディション的にも多くの選手を先発起用するのは難しい。

 そのためシリア戦の出場メンバーは先月28日から合宿を張って、綿密なプランニングの下でコンディションを整えてきた海外組中心が望ましいだろう。

 そういった意味で前線は、将来的に日本代表の攻撃の鍵となる3トップの連携熟成を進めたい。1トップに大迫勇也、右ウィングにベルギーで大ブレイクを遂げた久保裕也、そして左ウィングには攻守にわたるハードワークが期待出来る原口元気がふさわしい。

 GKは3月シリーズに続き、川島永嗣に任せるのが得策だろう。シーズン当初は控えの立場だったところから、終盤戦に正GKのポジションを獲得してベテランになっても成長できることを証明した守護神がチームに与える安定感は非常に頼もしい。

 最終ラインでは右サイドバックに酒井高徳、左サイドバックに長友佑都を据えたい。酒井宏樹は若干ながらコンディションに問題を抱えており、13日のイラク戦に向けて無理をさせられない状況にある。

 センターバックはサウサンプトンで充実のシーズンを過ごした吉田麻也を軸に、昌子源をパートナーとする形が最善だろう。これまで吉田の相方を務めていた森重真人が落選した今、他に国際経験豊富な人材はいない。そのためイラク戦に向けて昌子を場慣れさせておくことは非常に重要だ。

 最も難しいのは中盤の組み合わせである。アンカーはこれまで通り山口蛍が適任か。一方インサイドハーフは、ドルトムントで同ポジションを務めた香川真司の先発起用が既定路線。もう1人は本田圭佑に任せるのがよいのではないか。

 これまでハリルホジッチ監督の日本代表では右ウィングとして起用されてきた本田だが、最近は猛烈な勢いで成長を続ける久保にその立場を脅かされ、ベンチに追いやられた。それでも欧州で経験豊富な本田の実力は確かで、精神面での貢献度は高い。

 守備面で若干の不安があるものの、本田が中盤の高い位置でボールを収められれば、イラク戦が行われる予定のイランの劣悪なピッチでも攻撃のバリエーションが増える。そういったシミュレーションも兼ねてシリア戦で背番号4をインサイドハーフで起用するプランは考慮すべきだろう。

 イラク戦に向けて重要なシミュレーションとなるシリア戦は、東京スタジアム(味の素スタジアム)で7日の19時25分キックオフ予定となっている。

【了】

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