レアル・マドリーのセルヒオ・ラモス【写真:Getty Images】
元イングランド代表のリオ・ファーディナンド氏は、チャンピオンズリーグ(CL)決勝でレアル・マドリーのDFセルヒオ・ラモスが見せた行為を痛烈に批判している。
マドリーは現地時間3日にCL決勝でユベントスと対戦し、4-1の勝利で連覇を達成した。ファーディナンド氏が問題としているのは、ユーベのMFフアン・クアドラードが退場処分を受けた場面でのラモスの対応だ。
後半途中から出場したクアドラードは、1枚イエローカードを受けたあと、84分のプレーでラモスと交錯。両者は一旦立ち上がったが、その後クアドラードがスローインのためボールを拾いに行こうとしたところで、ラモスは足を押さえて痛がりながら倒れ込んだ。クアドラードに足を踏まれたようにも見えるが、そうであったとしても偶然の接触であるとして、クアドラードに対しては同情的な声が集まっている。
派手に痛がったラモスに対しては、過剰な反応だとして批判もある。「ラモスは明日になれば恥ずかしく思うだろう。私があんなことをするのを息子が見たとすれば、私なら恥ずかしくて息子の目を見ることができない」とファーディナンド氏も厳しい言葉を向けた。
クアドラードが退場した時点でユーベは2点リードを奪われており、退場がなくても勝敗は変わらなかったかもしれない。だが10人となったユーベはほぼ完全に反撃の望みを絶たれ、終了間際にももう1点を奪われる結果に終わった。
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