アヤックスのピーター・ボス監督【写真:Getty Images】
トーマス・トゥヘル監督が退任したボルシア・ドルトムントの新監督に、アヤックスを率いるピーター・ボス監督が招かれる可能性が浮上しているようだ。2日付の独誌『キッカー』などが伝えた。
ドルトムントは先月30日に、トゥヘル監督が2016/17シーズン限りで退任することを発表した。ユルゲン・クロップ前監督からチームを引き継いだ指揮官は2シーズンでドルトムントを去ることになった。
後任候補としては、フランス・リーグアンのニースを率いるルシアン・ファブレ監督が有力とも言われていたが、ニースはファブレ監督の留任を主張。これによりアヤックスのボス監督と、ケルンのペーター・シュテーガー監督がドルトムント新監督の候補に残ったとみられている。
『キッカー』によれば現時点ではボス監督が最も有力であり、すでに交渉も開始されているという。フェイエノールトを18年ぶりのオランダ・エールディビジ制覇に導いたジョバンニ・ファン・ブロンクホルスト監督の名前も候補に挙げられていたが、『キッカー』は「根拠のない話」だとしている。
ボス監督は現役時代に、日本のジェフユナイテッド市原(現ジェフユナイテッド市原・千葉)でもプレー。指導者としてはオランダの複数クラブを率い、今季から就任したアヤックスではリーグ2位、ヨーロッパリーグ(EL)準優勝の成績を残した。
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