フランス代表のオリビエ・ジルー【写真:Getty Images】
フランス代表対パラグアイ代表の国際親善試合が現地時間の2日に行われ、フランスが5-0の大勝を収めた。アーセナル所属のFWオリビエ・ジルーは3得点を挙げる活躍で勝利に大きく貢献している。
ジルーは前半6分、13分と序盤に立て続けの2点を奪い、69分にも3点目を決めてハットトリックを達成。トッテナムのMFムサ・シソコとアトレティコ・マドリーのFWアントワーヌ・グリーズマンもゴールを加えてフランスが快勝した。
ジルーにとってはフランス代表で初のハットトリック。仏紙『レキップ』などによれば、フランス代表の試合でハットトリックが記録されたのは実に17年ぶりのことだという。
前回ハットトリックが記録されたのは、2000年8月16日に行われたFIFA(国際サッカー連盟)選抜との親善試合。ユベントスなどで活躍した名ストライカー、ダビド・トレゼゲ氏による3得点だった。欧州の強豪国の一角であるフランスとしては意外なことに、過去17年間にわたってハットトリックを達成する選手は表れていなかった。
A代表同士の試合に限ればさらに遡り、1985年に行われたワールドカップ予選のルクセンブルク戦でドミニク・ロシュトーが3点を挙げて以来、実に32年ぶりとなる。フランス代表での歴代最多得点を記録しているティエリ・アンリ氏や、通算31得点で歴代4位のジネディーヌ・ジダン氏などにもハットトリックはなかった。
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