レアルは2年連続でこの歓喜を味わえるか【写真:Getty Images】
現地時間3日、カーディフでチャンピオンズリーグ(CL)決勝が行われる。同大会の最多優勝記録を持つレアル・マドリーだが、連覇が難しいことは歴史が証明している。
ヨーロッパ最高のクラブを決めるCL。前身のチャンピオンズカップで連覇を達成したクラブはあるものの、1992/93シーズンに現行のCLとなってからは、同じクラブが2年連続でビッグイヤーを掲げたことはない。
連続のCL決勝進出は、今回のレアル・マドリーで7クラブ目だ。2シーズン連続で決勝に進むクラブは、それほど少なくない。
ミランは1993年にファイナルに進んだが、マルセイユに敗れた。その翌年は決勝でバルセロナを下して優勝を成し遂げるが、95年は決勝でアヤックスに負けている。
そのアヤックスは1年後に再びファイナルに戻ってきているが、ユベントスに連覇を阻まれた。
ユベントスは97年、98年と決勝まで勝ち進んだが、ボルシア・ドルトムント、レアル・マドリーにそれぞれ屈した。
2008年にはマンチェスター・ユナイテッドがチェルシーを下して優勝し、次のシーズンもファイナルに進んだが、ローマのオリンピコでバルセロナに敗れて連覇ならず。
その後は優勝した次のシーズンに決勝まで進んだチームはなく、いまだにCL連覇を成し遂げたクラブはない。
CL優勝11回、準優勝3回とファイナルで高い勝率を誇るレアル・マドリー。最多優勝クラブは、史上初のCL連覇という偉業を成し遂げられるだろうか。
2シーズン以上連続でCL決勝に進んだクラブは以下のとおり。
ミラン:1992/93、93/94(優勝)、94/95
アヤックス:1994/95(優勝)、95/96
ユベントス:1995/96(優勝)、96/97、97/98
バレンシア:1999/2000、00/01
マンチェスター・ユナイテッド:2007/08(優勝)、08/09
バイエルン・ミュンヘン:2011/12、12/13(優勝)
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