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日本代表 8年前

本田圭佑は再び輝けるか。ハリルJ生き残りのための3条件、岐路に立つ金狼が進むべき道

ミランでのシーズンを終えた本田圭佑は、1日から日本代表の欧州組合宿に合流した。ランニングメニューを精力的にこなしながらも、ポジション争いのライバルたちは気になる様子。今夏は移籍のことも考えなければならないが、まずは代表で定位置奪回が求められる。本田が日本代表で再び輝くために何が必要なのだろうか。(取材・文:元川悦子)

text by 元川悦子 photo by Getty Images

本田、新鋭3トップを注視。移籍先選びにも言及

本田
本田圭佑が日本代表で再び輝くために進むべき道とは【写真:Getty Images】

 6月の日本代表2連戦(7日=シリア戦、13日=イラク戦)に向け、5月28日から千葉県内で行われている欧州組合宿も5日目に突入。1日昼には今季限りでのミラン退団が決まった本田圭佑が合流して午後練から参加。21分間走など複数のランニングメニューを黙々とこなした。

 午前練習のみを消化し、午後は右足首の痛みをとるための治療に専念した乾貴士(エイバル)以外の10人がスクエアパス、5対5、ゴールを使った3対3、クロス&シュートなどを精力的に消化するのを、本田は気にしながらグラウンド脇を走っていた。

 特に注意深く見ていたのが、3月のUAE戦(アルアイン)で先発した3トップ、久保裕也(ヘント)、大迫勇也(ケルン)、原口元気(ヘルタ)が3対3の攻撃に回った時。吉田麻也(サウサンプトン)と加藤恒平(ベロエ・スタラ・ザゴラ)、川島永嗣(メス)に対し、久保が鋭い飛び出しから虎視眈々と得点を狙いに行く姿を目の当たりにして、定位置奪回への新たな意欲がふつふつと湧いてきたに違いない。

 練習後のメディア対応では、ミランとの契約満了に伴う新天地探しへの質問が相次いだ。本田は「自分の移籍が決まっていない時点で自分が納得いくクラブからのオファーが来てないということ。オファーが来る可能性はあるのかなと思ってはいますけど、実際にまだ納得するクラブからオファーは来てないからどうなるか分からない。でも割とのんびり構えて、移籍先をしっかり全てテーブルに載せて選べればなと思ってます」とじっくり焦らず取り組む意向を示した。

 とはいえ、仮に次のシーズンも出場機会を満足に得られなければ、短期間で劇的な成長を遂げている久保に一段と水を空けられることになりかねない。

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