ディエゴ・マラドーナの“神の手”ゴールの場面【写真:Getty Images】
元アルゼンチン代表のディエゴ・マラドーナ氏が1986年メキシコW杯の準々決勝イングランド戦で決めた“神の手”ゴールは現在でも言い伝えられる出来事だ。その試合で副審を務めていたブルガリア人のボグダン・ドチェフ氏が80歳で死去した。1日に英紙『スカイスポーツ』が報じている。
同紙は、その試合を紹介すると共に「マラドーナの悪名高い“神の手”ゴールでアルゼンチンにリードを与えた」というコメントを乗せた。世界的には伝説として語り継がれる試合だが、イングランドにとっては苦い思い出となっている。
また、英メディア『BBC』はドチェフ氏の生前の言葉として「ディエゴ・マラドーナは私の人生を台無しにした。彼は素晴らしい男だが、小さな男でもある」とし「私はすぐに間違いに気づいたが、FIFA(国際サッカー連盟)はアシスタントレフェリーが主審と議論することを認めなかった」と、語っていたことを伝えている。
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