きつかった1年目…それでも「鳥栖に移籍してよかった」
ーー今日は時間を作っていただきありがとうございます。もうすぐ日本を離れて半年になりますね。鳥栖が恋しくなることはありませんか?
懐かしいですね。サガン鳥栖は僕の頭の中に常に入っているし、たまにサガン鳥栖のときの選手やみんなとも連絡をとっています。最初は寂しさを感じたんですけど、水原に来て忙しかったので、それはだんだんなくなってきました。
ーー初めてJリーグでプレーしたのはもう7年前です。サガン鳥栖移籍が決まったのは、無断でオランダにテストを受けに行って大学を退学になったことがきっかけでしたよね。当時のことは思い出せますか?
ちょうどU-20W杯が終わってすぐでした。いま韓国でU-20W杯をやっているので、その時の思いも最近また思い出して、いろいろ考えています。サガン鳥栖へ初めて行った時は僕自身本当に若かったですね。その前にPSVのテストを無断で受けに行ったことも、よく考えたら僕の考え方が若かった。僕はその時、日本でプレーするとは思っていませんでした。チャンスがたまたまうまくきたので、いま考えたらサガン鳥栖に移籍してよかったと思います。
ーーその当時、日本のサッカーにどんな印象をお持ちでしたか?
今みたいにインターネットもそこまで発展していなかったので、正直あまりJリーグを見る機会がありませんでした。ほとんど何も知らないまま日本に行きましたね。
ーー最初の頃は病気になったこともあったそうですね。やはり慣れない土地での生活は大変でしたか?
1年目は本当にきつかったです。練習もきつかったし、僕がサッカーをやっていて、今までで一番きつかったかもしれません。甲状腺機能亢進症がわかった時はとにかく休まなければいけませんでした。いま考えたら、若い時にそういう辛い経験したのはよかったと思います。