川島永嗣【写真:Getty Images】
日本代表は1日、シリアとの親善試合およびロシアW杯アジア最終予選・イラク代表戦に向けて練習を行った。
W杯本大会まで約1年となったこの段階で移籍することには、リスクもあるだろう。この時期の移籍先の選び方について、川島永嗣はこう語る。
「やっぱり本人が何を求めているかだと思うし、選択肢の中で選ばないといけないと思う。選手がみんな行きたいところに行けるわけではないし、その中で一人ひとりがどうレベルアップしていけるかだと思うので、そういう意味では選手それぞれの道なんじゃないかなと思う」
川島もヨーロッパでのキャリアが長いが、今シーズンは所属クラブで苦しい時期も過ごしたが、最後にはポジションを確保している。
「周りに見せるために自分がやっていたわけじゃないけど、高いレベルでやったり、追求することが繋がっていくと思う。やはり試合に出ているのが一番いいと思うし、試合でしか得られないものが確実にある。ただそういう厳しい状況に置かれた中で、自分がどれだけ試行錯誤してさらに高いレベルを目指せるか。だから自分たちがチャンレンジしているわけなので、みんな一人ひとりがそうやってチャレンジして、そういう中で掴めるものが先に繋がっていくと思う」
川島は昨夏、第3GKという位置づけでメスに加わった。しかし、終わってみれば正守護神の座を掴んだ。そんな男の言葉には重みがある。
(取材:元川悦子、文・構成:編集部)
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