宇佐美貴史【写真:Getty Images】
日本代表は1日、シリアとの親善試合およびロシアW杯アジア最終予選・イラク代表戦に向けて練習を行った。
今回、宇佐美貴史ハリルジャパンではバックアップという立場だが、自信は失われていない。
「走力やフィジカル的な部分は上がっている。代表チームだとアジアではかなりボール支配できるので、そこに自分が入り込めれば確実に全然違ったプレーっていうのは出せると思う」
所属するアウクスブルクは残留争いに巻き込まれ、自身も思うように力を発揮することができなかった。「サッカーももちろん定まらないですし、少し手ごたえがあったりすると正解じゃなくてもそれを続けようとして。またボコボコにされるとまた変えて」と宇佐美が言うように、紆余曲折の末に残留を果たした。
来シーズンに向け、クラブの首脳陣からは“10番”のポジションを打診されているという。
「トップ下でボールに触れるところでもっとやって、もっと支配してほしいというか、チームの攻撃を支配するようなプレーをしてほしい」
ボールを持った時のプレーに大きな可能性を感じさせる宇佐美にとって、こうした起用法は飛躍へのチャンスとなるかもしれない。
(取材:元川悦子、文・構成:編集部)
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