本田圭佑【写真:Getty Images】
日本代表は1日、シリアとの親善試合およびロシアW杯アジア最終予選・イラク代表戦に向けて練習を行った。
この日から本田圭佑がハリルジャパンに合流している。先日、ミランでのラストゲームに出場し、キャプテンも務めた。現時点での自身の状態については「フィジカル的には問題ない。ただ感覚的なものはもちろん、やってみなければわからないところもある」と話した。
来シーズンの所属クラブについては「あんまり絞っていない。その幅は広めに自分の頭の中では柔軟にしていて、どんな話も聞いてみようという心構えではいる」と様々な可能性があることを示唆する。移籍を考える上で、本田が最も重要としていることは試合の出場時間ではない。
「試合に出ることを優先して移籍をしたってことが過去にないので。自分が面白い、自分が成長できる、刺激的なところに常に挑戦心を持っている。それ(試合に出場すること)がトッププライオリティになるわけではないんですね。面白くて行きたいと思えるクラブがあるかどうかが、ものすごく重要。そこの次に出られるかなとか、ということは考えるんでしょうけど、それが最初にはまず来ない」
オランダ、ロシア、イタリアでプレーしてきた本田。「同じルーティンが好きじゃない。環境もそうですけど。常に未開の地みたいなところが好きですし、自分の知らないエリアに行くのも好き」と語る。
来シーズン、本田がどこでプレーしているかはまだわからない。だが、どのクラブへ行くにしても、それは自身の強い好奇心に突き動かされた結果と言えるだろう。
(取材:元川悦子、文・構成:編集部)
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