浦和レッズと済州ユナイテッドが対戦【写真:Getty Images】
AFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝トーナメント1回戦2ndレグが31日に行われ、浦和レッズと韓国の済州ユナイテッドが対戦。1stレグを0-2で落としていた浦和だが、延長戦の末に3-0の勝利を収め、2試合合計3-2で準々決勝へ勝ち進んだ。
浦和が2-0のリードを奪った後半から試合はより一層激しさを増し、81分にはついに退場者が出る。済州のDFチョ・ヨンヒョンが興梠慎三への背後からのタックルで2度目の警告を受け、レッドカードを提示された。
延長後半に入り、浦和は森脇良太のゴールでトータルスコア3-2と逆転するが、終盤には両チームの選手たちが激しく衝突。済州のベンチにいた控え選手のペク・ドンギュがその混乱の中に飛び込み、阿部勇樹を激しく突き飛ばしてレッドカードを受けることになった。
掲示されたアディショナルタイムを大幅にオーバーしながらも試合はようやく終了を迎え、浦和が準々決勝進出を決めたが、済州の選手たちの興奮は収まらない。試合終了後にもピッチ上で両チームの選手やスタッフらがもみ合いとなり、会場は騒然とした雰囲気に。
槙野智章が済州の選手らに追いかけられ、ロッカールームへと早足に避難していく場面もあった。混乱の中で、済州はクォン・スンヒョンもレッドカードを提示され、試合終了後も含めて3人の退場者を出すことに。浦和が見事な勝利を飾った日韓対決だが、最後は後味の悪さも残す結末となっている。
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