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浦和、2点差から見事逆転! 延長戦で韓国の済州下して9年ぶりのACL8強へ

text by 編集部 photo by Getty Images

浦和レッズ
ACL準々決勝進出を果たした浦和レッズ【写真:Getty Images】

【浦和レッズ 3-0 済州ユナイテッド ACL決勝トーナメント1回戦2ndレグ】

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝トーナメント1回戦2ndレグが31日に行われ、浦和レッズは韓国の済州ユナイテッドとホームで対戦した。

 グループステージを首位通過した浦和だが、アウェイでは痛恨の敗戦。韓国勢で唯一決勝トーナメントに勝ち上がった済州が意地を見せ、2-0でのリードを奪って第1戦を折り返していた。

 逆転に向け少なくとも2点が必要な浦和は、序盤から積極的にゴールを狙っていく。18分にはその姿勢が実を結び、早くも先制点を奪うことに成功。左サイドで獲得したFKから柏木がクロスを上げ、興梠が合わせたヘディングシュートが右ポストを叩いてネットに収まった。

 31分には李忠成のシュートが惜しくも左ポストに嫌われて追加点を逃したが、その2分後には再び李にチャンス。中央でのパスワークから、興梠がラインの裏へ浮き球パスを送ると、抜け出した李が左足のシュートでGKを破った。

 トータルスコアを2-2の同点として前半を折り返した浦和は49分に決定的なピンチを迎えるが、ゴール前に抜け出したキム・ウォニルのシュートをGK西川が見事にセーブ。逆に52分には駒井がフリーでのシュートを放ったが相手GKに阻まれ逆転はならなかった。

 次の1点が準々決勝進出を大きく左右するという緊迫感あふれる状況に、両チームとも高い集中力を発揮してゴールを許さない。プレーが激しさを増す中、81分には済州のDFチョ・ヨンヒョンがラフプレーで2枚目のイエローカードを受け、浦和は数的優位に立った。

 攻勢に立つ浦和だが何度かあった決定機は活かせず、後半は結局2-0のまま終了。2試合トータル2-2で死闘は延長戦に突入した。欧州の大会などとは異なり、延長戦ではアウェイゴールが適用されないレギュレーションであり、1人多いことも含め浦和が有利な状況となる。

 高さのあるズラタンも投入して勝ち越しのゴールを狙いにいく浦和に対し、済州も守りを固めつつセットプレーなどでゴールを脅かす。だがついに114分、浦和に待望の1点が生まれた。左サイドから高木が上げたクロスがファーへ流れたところに森脇が飛び込み、トータルスコアで3-2と逆転を果たす。

 そのままアディショナルタイムまで戦い抜き、終了のホイッスル。1stレグのビハインドを見事に逆転した浦和が9年ぶりのACL準々決勝進出を決めた。

【得点者】
18分 1-0 興梠慎三(浦和)
33分 2-0 李忠成(浦和)
114分 3-0 森脇良太(浦和)

【了】

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