鹿島アントラーズとの契約を解除した石井正忠監督【写真:Getty Images】
J1の鹿島アントラーズは31日、石井正忠監督を解任したことを発表した。クラブの公式フェイスブックを通して、同監督が別れのメッセージを述べている。
石井監督は2015年7月に鹿島の監督に就任し、同年にナビスコカップ(現YBCルヴァンカップ)のタイトルを獲得。2016年にはチームを7年ぶりのJ1年間王者に導くとともに、クラブワールドカップではアジア勢として初の決勝進出を果たしてレアル・マドリーとの接戦を演じた。
だが、30日に今季AFCチャンピオンズリーグ(ACL)での敗退が決まったことを受け、クラブは石井監督の契約解除を発表した。「今季の成績を総合的に考慮したうえで」の決定だとクラブは述べている。
鹿島を去る石井監督は、「今季において最大の目標であったAFCチャンピオンズリーグのタイトルを獲ることができなかったこと、また、思うようなチーム作りができなかった事を大変申し訳なく思います」とコメント。「私の力不足で皆様のご期待に応えることができませんでした」とファンへの謝罪の言葉を述べた。
その上で、選手やスタッフ、関係者らに向けて「素晴らしい経験をさせていただきました」と感謝。「特に、地域の皆さんをはじめとするファンやサポーターの方々には、選手時代から長年にわたり支えていただきました。そのことは決して忘れませんし、心より感謝しています」と続け、「これからも鹿島アントラーズを応援し続けていただければ幸いです」とクラブへの変わらぬサポートを望んでいる。
石井監督の後任には、大岩剛コーチが就任することも発表されている。6月4日に行われるJ1第14節のサンフレッチェ広島戦が初陣となる。
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