日本サッカー協会の田嶋幸三会長【写真:Getty Images】
U-20ワールドカップ(W杯)決勝トーナメント1回戦の試合が30日に行われ、U-20日本代表はU-20ベネズエラ代表と対戦。延長戦までもつれ込んだ末に0-1で敗れる結果に終わった。
日本サッカー協会(JFA)の田嶋幸三会長は試合後に、「なんとかもう1試合、2試合多くさせたかったというのはあるけれども、そんなに甘くなかった。でも本当に一生懸命1試合1試合やってくれたのは間違いない」と若い選手たちの奮闘を称賛。「ここで通じなかったからこそ、自分たちの世界における立ち位置が分かるということだと思う。そういう意味で、ここに出た意義というのは非常に大きい」と続けた。
「選手たちが一番悔しいはず。ただ、U-20でこの悔しさを得たというのは、次のオリンピックやW杯予選には必ず活きてくる。それは間違いないと思うので、彼らがこの戦いに出てくれて本当に良かった」と田嶋会長は、この経験が選手たちの今後の成功への糧となることを確信している。
今大会で大きな注目を集めた久保建英については、「今日なんか彼自身が一番悔しかったんじゃないかと思う」とコメント。「彼自身はまだ若いので、今は通用しなかったとかそれほど感じずに、思い切りやってほしい。こういう経験をしたからこそ彼も伸びていくと思う」と、まもなく16歳の誕生日を迎えるニュースターへの期待を口にした。
(取材:舩木渉【大田】、構成・文:編集部)
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