準々決勝へ進んだU-20ベネズエラ代表【写真:Getty Images】
U-20ワールドカップ(W杯)の決勝トーナメント1回戦が30日に行われ、U-20ベネズエラ代表がU-20日本代表に延長戦の末1-0での勝利を収めた。ベネズエラの各メディアは、喜びとともにこの結果を伝えている。
グループステージを10得点無失点での3戦全勝という強さで勝ち上がってきたベネズエラに対し、延長前半まで0-0で互角の勝負を演じた日本だが、延長後半に入った108分にCKからついに失点。そのまま1-0の勝利を収めたベネズエラが準々決勝進出を果たした。
ベネズエラ『パノラマ』は、「サヨナラ! ベネズエラが日本に1-0で勝利」というタイトルでこの試合について報じた。あらゆるカテゴリを通して、日本に対して公式戦初勝利であることにも言及している。
過去にはU-20W杯に一度だけ出場したベネズエラだが、その2009年大会はベスト16で敗退。A代表ではW杯出場経験がなく、U-17W杯でも本大会グループステージでの敗退が一度あるのみの同国にとっては、あらゆる世界大会を通して初の準々決勝進出という快挙となった。
『グローボビジョン』は「歴史的なベネズエラが日本に勝利」、『メリディアーノ』は「ベネズエラが歴史を作り続ける」とこの結果について報道。若き代表チームが成し遂げた史上初の快挙に賛辞を送りつつ、さらなる前進を期待する様子を見せている。準々決勝では、ベネズエラはアメリカ対ニュージーランド戦の勝者と対戦する。
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