吉田麻也【写真:Getty Images】
日本代表は30日、シリア代表との親善試合およびロシアW杯アジア最終予選・イラク代表戦に向けて練習を行った。
吉田麻也は今シーズン、所属するサウサンプトンや長谷部誠が不在のハリルジャパンでキャプテンを務めることもあった。今後もリーダーとしての貢献が求められるが、それは本人も自覚している。
「ポジション的にも年齢的にもキャリア的にも、引っ張っていかなきゃいけない立場というのは理解している。新しい選手がスムーズにチームに入れるようにしたいなと。その中でもしっかり誇りと厳しさを持ってやってかなきゃいけない」
代表初招集の加藤恒平については「非常に好青年」とし、彼の歩んできた道にも着目する。
「欧州のトップリーグではないところでやって、こうやって這い上がってくる1つの目標になりうる存在だと思うので、個人的にはすごくいいことなんじゃないかなと思う」
それでも、「定着できるかどうかは本人次第」と言う。そして「僕自身もそうですけど、自分の手で掴み取っていかないといけない」と続けた。
吉田の言葉には、日本代表の誇りが感じられた。
(取材:元川悦子、文・構成:編集部)
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