ローマを去るルチアーノ・スパレッティ監督【写真:Getty Images】
ローマは30日、ルチアーノ・スパレッティ監督が今季限りで退任することを発表した。
28日に2016/17シーズンのセリエA最終節を終えたローマは、ユベントスに次ぐ2位でリーグ戦を終え、来季チャンピオンズリーグのグループステージからの出場権を獲得。その2日後に監督退任が発表された。
2005年から09年にかけてもローマを率いていたスパレッティ監督は、2016年1月にルディ・ガルシア前監督の後任としてローマに復帰し、2015/16シーズンを3位で終えた。今季も優勝には届かなかったとはいえ、クラブ新記録となる勝ち点87および90得点を記録していた。
「今季は彼の指揮下で、ローマの歴史上のどのチームよりも勝ち点を獲得し、ゴールを決めることができた。ルチアーノの未来に幸運を祈りたい」とジェームズ・パロッタ会長は別れの言葉を述べている。
好成績を残す一方で、クラブの象徴的存在であるフランチェスコ・トッティとの関係や、メディアとの関係は良好とは言い難いものだった。来季に向けてはインテルの新監督就任が有力視されており、インテルの新たなテクニカルコーディネーターであるワルテル・サバティーニ氏も「有力な候補だ」と認めている。
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