U-20日本代表のベネズエラ戦予想スタメン(黄色は前の試合からの変更)
U-20日本代表は、30日にU-20W杯決勝トーナメント1回戦でベネズエラと対戦する。
グループBを首位で勝ち上がってきたベネズエラは、3試合全勝かつ10得点無失点で強豪のドイツやメキシコを上回った。すでにA代表を経験している選手が5人おり、大会屈指の実力を誇るチームでもある。
そんな相手に対し、日本の内山篤監督は「焦れたゲームになってきたらチャンスはある」と分析する。「予選のときから失点がほぼ後半の20分、30分過ぎ」で、これまで3試合連続で相手に先制を許してきた教訓をしっかりと生かせれば、日本にも十分に勝機があると考えてるようだ。
29日の前日練習から予想できる先発メンバーには、今大会で初めて高木彰人が名を連ねる。これまでほとんど出場時間のなかった男は、練習してきた右サイドMFではなく、本職のFWとして一発勝負の大一番でフィニッシャーという大役を任される。
内山監督も「ご覧の通りですね。そんな気がしますね」と高木の起用をやんわりと認めた。「前線からの守備も含めて、一番フレッシュですし、全くFWをやっていない選手ではない」と攻守にわたる貢献に期待を寄せる。
3日前のグループステージ最終戦・イタリア戦の先発メンバーからは高木以外にも2人の変更がある模様だ。右サイドバックは度々失点に絡んできた初瀬亮から、グループステージ第2戦・ウルグアイ戦で高いパフォーマンスを発揮した藤谷壮に代わる。
また、左サイドMFはイタリア戦で今大会初先発を飾って1アシストを記録した遠藤渓太ではなく、所詮からの2試合でスタメン出場した三好康児に、再びチャンスが与えらるだろう。
GK小島亨介をはじめ、冨安健洋と中山雄太のセンターバックコンビ、攻撃の絶対的な軸である右サイドの堂安律、エース小川航基離脱によってFW陣の柱になった岩崎悠人は初戦から4試合連続の先発出場が予想される。
イタリア戦で安定した守備と効果的な攻撃参加を披露した杉岡大暉は引き続き先発が濃厚で、ウルグアイ戦から好連携を見せる市丸瑞希と原輝綺のボランチコンビも継続起用される。久保建英は4試合連続でスーパーサブとして、ベンチから出番を待つことになりそうだ。
U-20日本代表のベネズエラ戦予想先発メンバーは以下のとおり。
▽GK
小島亨介(早稲田大)
▽DF
藤谷壮(神戸)
冨安健洋(福岡)
中山雄太(柏)
杉岡大暉(湘南)
▽MF
市丸瑞希(G大阪)
原輝綺(新潟)
堂安律(G大阪)
三好康児(川崎F)
▽FW
高木彰人(G大阪)
岩崎悠人(京都)
(取材・文:舩木渉【大田】)
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