浅野拓磨【写真:Getty Images】
日本代表は29日、シリア代表との親善試合およびロシアW杯アジア最終予選・イラク代表戦に向けて練習を開始した。
アーセナルからシュトゥットガルトに期限付き移籍した浅野拓磨は、ドイツ2部で奮闘。26試合4得点を記録し、1部昇格を果たしたチームで居場所を掴んだ。
シーズンを終えて、自身の武器が通用したという手応えと今後の課題を得た様子だ。
「やっぱりスピードには自信を持っているが、その活かし方っていうのは自分だけじゃできない。チームメートとどれだけ息を合わせてっていうのも重要になってくると思う。そこが今は難しいなと思うひとつのポイントでもある。味方が出せるタイミング、自分が動き出すタイミングというのを合わせられるようになれば、もっともっとチャンスは増えるかなと」
それは日本代表でも同じだろう。正しいタイミングで動けばパスは出てくるはずで、浅野のスピードを持ってすれば一気に相手を置き去りにすることも可能だ。今合宿でもそうした部分を突き詰めていきたいところだ。
浅野の期限付き移籍期間は6月末まで。アーセナル復帰か、シュトゥットガルトの一員として引き続き戦うのか。浅野自身はこう語る。
「そんなに今は考えてないですし、自分の希望っていうよりはどっちに転んでも僕の中ではすごくいい環境でやれると思っているので、流れに身を任せるのもありかなと」
そして、ストライカーは「この代表に集中している」と続けた。まずはハリルジャパンで結果を残したいところだ。
(取材:元川悦子、文・構成:編集部)
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