マンチェスター・ユナイテッドのマイケル・キャリック【写真:Getty Images】
マンチェスター・ユナイテッドは27日、イングランド代表MFマイケル・キャリックとの契約を1年間延長したことを発表した。新たな契約は2018年6月までとなる。
以前の契約が今季限りで満了となっていたキャリックは、ユナイテッドとの契約を延長できないのであれば現役を引退する可能性も示唆していた。だがクラブから提示された1年間の契約延長に応じ、来季もユナイテッドでプレーを続行することになった。
「シーズンを通して、マイケルと一緒に仕事をするのを本当に楽しむことができた。サッカー界の本物のプロフェッショナルの一人だ。素晴らしい選手であるだけではなく人間的にも素晴らしく、若いメンバーたちにとって模範になる」とジョゼ・モウリーニョ監督は、契約延長に際してキャリックへの賛辞を述べている。
2006年にトッテナムからユナイテッドに加入したキャリックは、現在のチームではウェイン・ルーニーに次ぐ古参選手。11年間にわたってチームを支え続け、プレミアリーグ優勝やチャンピオンズリーグ優勝など数々のタイトル獲得に貢献してきた。35歳となった今季もプレミアリーグで23試合(先発18試合)に起用されている。
サー・アレックス・ファーガソン元監督の勇退以降はプレミアリーグ優勝争いから遠ざかり、苦しい4年間を過ごしてきたユナイテッドだが、ヨーロッパリーグ優勝とチャンピオンズリーグ出場権獲得という結果を残してシーズンを終えた。黄金時代を知るベテランは来季もチームにとって貴重な存在となりそうだ。
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