遠藤渓太【写真:Getty Images】
U-20日本代表は27日、U-20ワールドカップ(W杯)・グループD最終節でU-20イタリア代表と対戦して2-2と引き分け、決勝トーナメント進出を決めた。MF遠藤渓太は、早い時間に1点を返したことが大きかったと感じている。
日本は立ち上がりの2失点で苦しくなったが、22分に1点を返した。遠藤がゴールに向かうクロスを入れると、FW堂安律が触ってゴール。1点差で折り返した日本は、50分にも堂安が決めて2-2とした。
遠藤はアシストのシーンを振り返り、「ホントに息がピッタリあったというか。自分がカットインして律が動いているのが見えましたし、点と点で合わせられた。アシストしている僕も気持ち良かった」と興奮気味だ。
早い時間帯に1点を返せたことは大きい。「2失点食らったときはちょっとまずいな、と思いました」と遠藤。「でも、そこからチームで一つになって盛り返せましたし、逆にチームが一つになれたと思います」。そして、「前半のうちに1点返せたら確実にチャンスがあると思っていた」と、良い展開に持っていくことができた。
遠藤本人にとっても、イタリア戦は価値のあるものになった。「ホントにアシストという数字を残せたのは良かった。これで決勝トーナメントに進むことができたという結果が大事だった」としつつ、「欲を言えばもっと自分がゴールに絡むシーンがあったら良かったと思う」と語っている。
(取材:元川悦子【水原】、文・構成:編集部)
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