市丸瑞希【写真:Getty Images】
U-20日本代表は27日、U-20ワールドカップ(W杯)・グループD最終節でU-20イタリア代表と対戦して2-2と引き分け、決勝トーナメント進出を決めた。MF市丸瑞希は、普段はできない経験で「サッカーの深さ」を感じたという。
2試合を終えて日本とイタリアはともに1勝1敗だった。50分に2-2となったあとは、どちらも負けることだけは避けたい状況となり、お互い無理に仕掛けるようなシーンは見られなくなっている。
市丸は「ああいうのもサッカーではあるんやな、と初めて味わった感覚」と語る。「今まで最後までピリピリしたというか、攻めて、攻められてというのが自分のサッカー人生でずっとあったんですけど、両方攻めずみたいなのは初めてだった」と振り返り、「サッカーの深さというか、こういうサッカーもあるんだなということを知りました」と貴重な経験をした様子だ。
「良い緊張感でやれている」と語る市丸は「W杯という舞台でもちろん不安もありますけど、自信を持ってやれている」ことが楽しめる理由だと語った。決勝トーナメントでも世界大会ならではの経験を積んでいってほしいところだ。
(取材:元川悦子【水原】、文・構成:編集部)
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