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日本代表 7年前

【U20】エース小川の不在どう埋める? 鍵握る2トップ、久保、堂安ら多数のオプションも

text by 河治良幸 photo by Getty Images

オプションとして期待できる堂安のFW起用

堂安律
堂安律【写真:Getty Images】

 もう1つオプションとして考えられるのは、堂安のポジションを上げ、2トップの一角として起用するプランだ。チームで最も多く得点をあげている小川を除けば、最もゴール前の得点力を備えているのが堂安。

 このチームでは右サイドからカットインして左足を生かすスタイルが定着しているが、所属クラブのG大阪では2トップでも結果を出しているポジション。2トップならば、サイドより高い位置で起点や仕掛けのプレーをしながら、フィニッシュに入っていける。

 堂安は打開力に優れるだけでなく、高いボールキープ力を備える。基本的には岩崎が高めに張り、堂安が幅広く動く形になるが、岩崎が外に流れれば堂安がゴール前に張ることもできる。その場合は右サイドハーフに遠藤渓太が起用されるはず。

 堂安よりアウトサイドでのプレーを得意とする遠藤は縦にも横にも仕掛ける高速ドリブルを武器としており、そこでイタリアの守備を引き付ければ、前線の岩崎と堂安にスペースを生むことができる。

 もちろん岩崎が左サイドにポジションを移す、あるいは交代で下がる場合は田川と久保、久保と堂安といった組み合わせも出てくる。エースストライカーの負傷という事態の中で内山監督がどういうチョイスをし、試合中どのようにオプションを選択していくのか。それに起用された選手たちがどう応えるかで戦局は大きく変わることは間違いない。

(取材・文:河治良幸)

【了】

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