エース小川が負傷。無念の帰国へ
優勝候補と目される南米王者・ウルグアイに0-2で敗れ、2017年U-20W杯(韓国)D組3位に後退した日本。加えて、24日のこの一戦で負傷交代したエースFW小川航基(磐田)が左ひざ前十字じん帯断裂tと左ひざ半月板損傷という予想以上の重傷を負っていたことが判明。27日のグループステージ最終戦・イタリア戦(天安)翌日に帰国することが決まった。
小川という絶対的エースを欠いた状態で、決勝トーナメント進出のかかる最終決戦を戦うのは、日本にとって非常にハードルの高いテーマ。いかにして危機的状況を乗り越えるのか。今こそ内山篤監督の指導力と選手たちの結束力が問われるところだ。
チームにバッドニュースが流れた25日、U-20日本代表は次戦の地・天安の移動して、17時前から1時間程度のトレーニングを行った。前日のスタメン組と前半20分から出場した久保建英(FC東京U-18)は室内調整のためグランドに姿を現さず、坂井大将(大分)、波多野豪(FC東京)、山口瑠伊(ロリアン)、杉岡大暉(湘南)、初瀬亮、高木彰人(ともにG大阪)、遠藤渓太(横浜FM)、田川亨介(鳥栖)と、左ふくらはぎ肉離れで別メニュー調整の続いている板倉滉(川崎F)の9人での練習となった。
彼らはランニングの後、4対2のボール回し、ハーフコートでの4対4などを実施。板倉は軽い走りやボールコントロール練習も始めていて、2日前より改善傾向にあるようだ。しかしイタリア戦に最大負荷をかけるのは難しそう。次の大一番は小川、板倉という高さのある2人を欠いた状態で何とか耐え忍ぶ必要がありそうだ。