3月の日本代表戦ではPKを止めた【写真:田中伸弥】
日本サッカー協会(JFA)は25日、シリア代表との親善試合およびイラク代表とのロシアワールドカップアジア最終予選に向けた日本代表メンバーを発表した。
GK陣には、初招集となった中村航輔(柏)と東口順昭(G大阪)に加えてフランス・リーグアンのメスに所属する川島永嗣を選出。西川周作(浦和)、林彰洋(FC東京)は選外となった。
ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は、特に川島を「エイジのパフォーマンス、行動、態度は素晴らしい」と絶賛。昨年夏にメスに加入した際は「第3GK」としての扱いだったが、シーズン終盤に出場機会を奪取。最後の6試合のうち5試合でフル出場している。
「メスとサインした時は第3GKという扱いだった。ただトレーニングを続けて、毎回我々が呼んだ時には本当に素晴らしい野心と気持ちを持ってきてくれる」
特に、第37節では相手選手のPKをストップする活躍を見せたことで、フランス大手紙『レキップ』によるベストイレブンにも選出されている。中にはキリアン・ムバッペ(モナコ)やエディンソン・カバーニ(パリ・サンジェルマン)らスター選手がいる中で、川島は最も高い評価を受けていた。
ハリルホジッチ監督は第3GKから這い上がった姿勢を「メスでは活躍をして、ある節では最も良い選手に選ばれた。これは本当に一番良いメッセージではないだろうか。こんなに経験のある選手がトレーニングをしながらパフォーマンスを維持している。それから若い選手も頑張ってきている。多くの人にこのスピーチを聞いてほしい」と改めて称えた。
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