「決定力が違う」「“良い経験だった”と言うだけでは意味がない」
――後半アディショナルタイムに追加点を許し、日本は0-2で敗れてしまいました。アジア予選は無失点で優勝しましたが、本大会では守備が不安定なようです。
「それよりも決定力が違う。日本はチャンスを決められなかったが、ウルグアイはしっかり決めた。やっぱりU-20でも日本は日本。でもそれがサッカー。文化とつながってる」
――この試合で印象に残った日本の選手は誰でしたか?
「冨安かな。前半に大きなミスはあったけど、常にボールを欲しがっていたし、下を向いていなかった。僕はそのような自信のある選手が非常に好き」
――ウルグアイはヨーロッパのビッグクラブの下部組織に所属する選手が多くいました。やはり日本の選手も若くから海外にいくべきなのでしょうか?
「それは間違いない。できるだけ早く海外に行かなければならない。FC東京を悪く言うつもりはないけど、久保は海外でもっと育っていければと思う」
――ウルグアイとの差を見せつけられる試合となってしまいました。若い世代からこういった試合を経験することは大切なことですか?
「大切なことだけど、“良い経験だった”と言うだけでは意味がない。その経験から学んで成長しなきゃ」
――次の相手はイタリアです。1勝1敗同士の戦いですが、どんなことが大切になるでしょうか?
「プレッシャーに負けてはならない。勝ち点1でも十分かもしれないので、とりあえず前半はしっかりとイタリアと戦って、絶対に先に失点しないようにプレーすべきだと思う」
――ありがとうございました。イタリア戦もよろしくお願いします。
▽語り手:ショーン・キャロル
1985年イングランド生まれ。2009年に来日。「デイリーヨミウリ」「Jリーグ公式ウェブサイト」などにも寄稿。高校サッカー、Jリーグ、日本代表など幅広く取材している。過去にはスカパーのJリーグ番組出演も。
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